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シリーズその③ 「経営者に考えて欲しい「公」と「私」」 第2話 「会社経営におけるハラスメント」

執筆者の写真: ritsu_dragonritsu_dragon

読者の皆さん、こんにちは。

株式会社ユナイテッドの藤田です。

こちらのブログでは、私が公認会計士及び経営者として経験した事例をもとに、日本の企業をもう一度輝かせるためのさまざまな考察や提案を配信していこうと考えています。

シリーズその①では、課題解決の入り口として、壁打ちコンサルについてご紹介しました。

シリーズその②では、「人材開発」を取り上げ、カウンセリングについてご紹介しました。

そしてシリーズその③では、企業経営において私がとても大事にしている「公」と「私」について解説したいと思います。

第2話は、「会社経営におけるハラスメント」というテーマで、なぜハラスメントが起きるのかとその対応策についてお伝えします。

ハラスメントと言語化の功績

「セクシャル・ハラスメント(セクハラ)」という言葉を作った人は、その言語化により社会にものすごく貢献したと思います。それまでは、給湯室でおしりを触られた、書類を渡す際に手を握られた、飲み会の席でお酌をさせられた、しつこくデートに誘われたなど、何かあった場合にその都度状況を細かく説明しても、結局は「コミュニケーションの一環だよ」や、ひどい場合には「君が寂しそうだったから」などと言われてオシマイというのが一般的でした。「セクハラ」という言葉ができて、細かく説明しなくても性的冒涜への非難や、社会的制裁の要求などがその語感に含まれたおかげで、上記のような昭和オジサンあるあるのような事例は大きく減ったのではないでしょうか。

その後も、「パワハラ」、「アカハラ」、「マタハラ」、「オワハラ」、「カスハラ」など、どんどんと新しい造語が生まれて、「○○ハラ」は他人の行動に警鐘を鳴らすための共通語となりました。「ハラスメント」とは「人の嫌がることをする」という意味ですから、「○○ハラ」は他人の立場を尊重する社会の形成に一定の貢献を果たしたと言えます。

言語化の副作用

ハラスメントと「公」


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